私はヒノキ

ヒノキのホームページでちゅ

わたちは96年の夏に横浜の市ヶ尾で生まれました。
生まれた家はいつもコーヒーの臭いがする家でした。よく覚えていません。目がみえるようになったころ、成城石井のとなりの公園に引っ越しをしました。引っ越ししたのは私一人だけ。これって捨てられたとも言うそうです。
その公園には毎日子供たちが遊びに来て、お菓子をくれました。また、よくいじめられました。だから今でも子供の声がするとワクワクするしビクビクするのです。
友達は他にも大勢いました。一番はノミチャンです。この子たちとは一日中一緒でした。私の毛のなかが大好きで走り回って遊んでいました。2番目はカイチュウチャンです。私のお腹の中に入って遊んでいました。この子はあまり好きではありませんでした。
えさは子供たちがくれるおかしや近所のゴミ箱の中。成城石井で売っていた紀伊国屋のイギリスパンの古くなったやつ、特にミミがおいしかった。このように普通ののらちゃんになる予定で生活設計をしていました。

転機は夏にやってきました。
この家の長女様がその頃中学3年でした。なにを血迷ったのかそれまで塾というものに行ったことのなかったこの長女様が夏休みの夏期講習に通ったのです。その塾の帰り、わたちの家の公園で花火をして遊んでいました。なんのことはない、勉強しに行っていた訳ではなかったのです。そこでわたちを見つけたのです。
そして、家に連れて帰りました。
その時長女様が通っていた塾の名前がひのき進学塾。だから私の名前はヒノキ。これでも女よ。

(2002年12月)

最近の私はこんなのよ

こんなのかっこうもよくするわ

これが本当の私よ